耳から入る韓国語

耳から入る韓国語 (Gakken基礎から学ぶ語学シリーズ)

耳から入る韓国語 (Gakken基礎から学ぶ語学シリーズ)

この本,タイトルが気に入りました。定価1900円。音声CD2枚つき。
音声CDには,お話が入っています。そのお話の前に・・・

  • 本の作者の紹介しましょう。
    • この本は,早稲田大学大学院教授の川口先生という方が作られたそうです。ご本人自身が現在韓国語や英語の学習をなさっているそうです。大学では外国語教育の理論を研究していらっしゃるそうです。
  • この教材がほかの韓国語教材と違うところ・・・
    • この本は韓国語教材として初の「耳から入る」教材なのだそうです。言われてみれば確かに初かも。

まぁそういうわけでさらに詳しくご紹介。

  • 音声CDの朗読者は☆
    • 韓国語ジャーナルVoiceOf KJでもおなじみのリンチュヒさん(ハングル表記が分かりませんっ)です。声に出して読む美しい韓国語!!ファンの方も多いはずです。

お話の雰囲気は,声に出して読む美しい韓国語にかなり似ています。本当に嬉しい限りです。それに,単語は声に出して読む〜よりも簡単な単語で構成されているので,今まで勉強したことがある人なら,ある程度は聞くだけで内容が分かるかもしれません!

  • お話の内容は
    • 主人公の子供と未亡人のお母さん(といっても26歳!)と,その家に下宿する男性の恋?のお話のようですが,半世紀以上昔のお話なので,この愛の形が違うらしいです・・・しかしそれは私もまだ最後まで聴いていないのでお楽しみにです。
  • そして画期的な学習方法(まとめてみました)

お話のシナリオのような別冊の本があります,これにはハングル文字と,その下に赤い文字で日本語の対訳,その下にカタカナ表記があります(これは参考程度にと本にも書いてあります)

  1. 物語の1まとまりの部分に対する日本語訳を読んで話の筋をつかんでおく
  2. その部分を通して聞いてみる(一文ごとに対訳と結びつけながら音を聴く)
  3. 朗読に慣れたらその音を口に出す

ある程度たって慣れてきたら

  1. 訳の部分を見ないで朗読の音だけ聴いてみる

  →繰り返し出てくる音がある(입니다とか)→訳を見る→文法で確認
    音と意味と文法の間を行ったりきたりする
かなり慣れてきたら

  1. 対訳を読まずに直接音から入る
  2. 分からないところを類推して対訳を見る

 →合っていたらそのまま続ける
 →間違っていたら初めのステップに戻ってまたある程度やって…繰り返す。

うーん,かなり長くなっちゃいました(*_*;一応この本を使った学習法という説明の部分を要約したのですが・・・
この方法を実践しているところですが,ある程度文字も読めるならだまされたと思って(?)音から入るのもありですねー。私は幸か不幸かこの本の内容がある程度分かるので,対訳を先に見るとほとんど分かってしまって音から素直に入れないという現実に直面したので私の場合は対訳を見ないで本当に音から入るのがいいかなーと今考えているところです。
この方法,上級になるにつれて,教材はかわると思いますが(KJの声に出して読む美しい韓国語とか!)かなりいい学習方法なんじゃないか・・・と思っているところです。耳を鍛えるにはいいかもしれません〜〜〜♪でした。